家具修理前
家具修理・リメイクの依頼です。
修理前の写真で、右側の開き戸が外れているのと
ガラスが割れてありませんでした。
水洗い、あく抜き、研磨の手順に移ります。
塗装が剥がれ汚く見えますが
木材は一皮削ると綺麗に蘇ります
染み込みなどの例外はありますが、
大抵綺麗に出来ます。
家具リメイク研磨後
部材単位で研磨していき
最後に本体も研磨します。
この箪笥の場合は背板は劣化が
激しかったので交換しています
各部材を取り付けて動作不良などを治して
修復は終わり続いてリメイク部分の
新規作製に取り掛かります。
修理作業
丁番が壊れて動かない扉を直します。
昔の丁番は現在販売している丁番で
手直しなしで交換できるのは
希なケースで彫り込みや
角度調整の細かい作業が必要です。
リメイク部材作製
脚を付けて行くので台輪の部材加工
脚本体の加工それらを組み上げて
タンスと合体します。
大きな無垢材でカットして使います
脚は別の厚みがある材料（今回は楢・ナラ）を使い作ります。
楢・ナラは広葉樹で非常に家具作りに向いてる木材で
最近は価格高騰で北海道産は手が出ないか出回ってない感じです
一般的に北海道産と言っても外国で伐採し
北海道で製材しただけですが、ロスがあっても良い方向で製材するので人気です
リメイク家具の塗装
まずは色見本を作りますが条件は同じに揃えます。
同じ材料、同じ仕上げ、同じ塗り方ですが難しい作業になります
塗装で一番困難なのは色合わせなので慎重にテストサンプルで
確かめながら吹き付けていきます。
着色の工程が終わると中塗り（サンディング）の塗料を吹き付けます。
木目や細かいペーパー傷を埋める作業になります。
吹き付け→乾燥→研磨→吹き付けを繰り返して2回～３回こなします。
そして最後の上塗りで木地は完成です。
家具リメイクの金具
金具も一旦全て外し
使える分は再塗装して使います。
どうしても雰囲気が合わない場合は交換です
家具リメイク完成
本体塗装、新規脚部分の塗装、
金具の塗装が終わりましたので
割れたガラスも新規に入れて組み立てました。
ありがとうございました。
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