10年間働いた建築会社を辞めて、家具職人を志す経緯を記録し、現状も書いて行こうと思います。
poaceae wood workは屋号でございます。
shopと工房の兼用として生野区勝山北に設立しました。
後にshopは別の場所に持ちたい気持ちですが
まずは収入の確立が先決ですので、その準備が第一!!
現場監督の仕事をしていましたが、病院の改修工事の時に大工さんと話した言葉がきっかけです。
モノづくりは楽しいなぁ とか昔は造船会社で働いて家具も作ったりと
大工さんの武勇伝を工事の立会い中に聞いていて
ふっと 何か作りたい症候群にかられましたね
その工事ででた残材45mm角材(松の垂木です)を見て椅子を作ろうと思いました。
当時うちの長男が3歳位で椅子に座れる年になったし親心も働き
時間も忘れ必死に作りました。
ホゾも知らない、図面もない、椅子の座面適度な高さも何も分からないまま
切ってはビスで接合を繰り返し出来上がった椅子は・・・・
無骨すぎる&昭和初期の学校椅子みたいなんが出来上がりました。笑い
作り終わった後に、これは楽しいし面白い・・・・
数分間 満足感でいっぱいでした。
出来上がった椅子を家に持ち帰り座って喜ぶ息子をみて
家具作りで食べていけたら・・いいなぁ この時はじめて家具で食べていく発想が芽生えたんだと思います
当時は会社も忙しく休日出勤はザラで
仕事柄、職人さんが帰ってから掃除して
戸締りまでが現場監督の仕事なので
毎日よる8時まで勤務していましたね
昼の間は暇ですが現場の始まりと終わりは忙しいので
暇な時にはパソコンで家具職人を検索してましたね
家族を養いながら家具職人になるには? 答えは2通りでした。
1つ目は家具職人の弟子入りで見習いから少しの給料を貰う
大阪で見習いで働ける木工所なんて少ないもんです
ましてや流れ作業の一駒なら独立は無理でしょう!
2つ目は職業訓練校に通いながら失業手当を貰う
これにも問題が自主退職なら3ヶ月後にしか失業手当が貰えないんです。
色々調べた結果、職業訓練校の試験に合格し
入学したらその月から失業手当は支給されるシステムみたいです。
もう答えは見えました自分の気持ちに素直に生きるため妻に相談・・・
妻の了承をもらい入学が決まります。
今でも無茶な選択をしてると思います。無謀ですがチャレンジして
良かったと思います。生活は苦しいですが、自営の恩恵も沢山あるので
一概に無謀ではないと自分に言い聞かせてます。笑い
ある程度の収入を確立出来た時のビジョンも見えているので
このまま突っ走ります。