20年前に購入した水屋をリメイクした時の写真です。
パッと見では何を変更したのか分からないのが普通だと思いますよね
本来引き出しの使い勝手から下に来るのは箪笥の横に長い引き出しが多いのですが下に三つの引き出し？
そうです元々は二つに分解できる食器棚の上部分なのです。
本体の材料が楢材で確りしていたのでリメイクして生まれ変わり新しく違う用途で活躍できるのです変更点は脚（台輪）を作り洋風にリメイクしている点で、見た目は変わりますが本来の形は、そのままで色をナチュラルに塗り直しています。
リメイクとして大変なのは家具を修理する時の工程でもあるように、一度全部の塗膜を剥離しなければならないので、こちらの食器棚ですと3日程は剥離でかかり、その過程で傷を見つけては治す特に凹み傷は埋める作業、割れも同様に修復、木材の継ぎ目としてホゾ加工やダボ継の隙間があれば再接着など膨大な作業量になります。
その他にも金具やガラスなど見た目にも気を配りますが、人それぞれの価値観があり古びた金具を好むお客様もいるので、ポアシアの考えを押し付けるのではなく打ち合わせにて明確に決めて作業しております。
ガラスに関しましては割ってしまった場合は同じガラスは二度と手に入りません
何故か？手作りなので現在のガラスでは昔のガラスみたいな雰囲気は出せないので慎重に取り外し保管して再度取付しなければなりませんので集中して傷や破損を気にして外します。ガラスだけではなく金具も同様で同じものが手に入る確率は極めて低いので全ての工程が責任を重んじる作業になります。
金額も修復料金にリメイク料金を足した合計が請求額になるので決して安くはありませんが、やはり思い出の詰まった家具や記念で貰った家具は捨てるに捨てれない大事な存在でもあります。ポアシアでは大事な家具をもっと長く使っていただけるように全力で取り組んでおり出来る限り対応しておりますが、形状変更に伴う強度不足でお客様に怪我の恐れがある場合は別の案や補強の勧めなどで対応しています。
勿論出来ない案件はハッキリ出来ませんとお答えするのが義務で「買った方が安くつきます」と修理するものとしては真逆のお返事をすることもあります。
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桐箪笥の配送業者はヤマト運輪になります。
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ご指定の日にち・時間帯に2名のスタッフで伺い、箪笥を丁寧・スピーディーに梱包・搬出します。
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