独立と言う言葉だけで仕事自体は皆無でしたね・・
卒業して独立間もない私に仕事が入るほど世の中甘くないですが
舐めてかかります。そう自信持って行かないと自分自信が信じなきゃ
誰にも信用されません。
大きな事言ってますが家計は火の車、ボーボー燃えております。
この時始めたのがビルメンテナンスと言う仕事でした。
ある程度業界では名の知れた会社で任されたのも大きな現場
このビルメンテナンス業は当直の24時間勤務があり次の日は休みになるんです
選んだ理由は休みの数・・・大袈裟に言えば月の半分は休みなんで
家具修理の仕事を同時進行出来ると思ったんです。
しかし24時間勤務後の家具修理は体に負担が大きく
毎日疲れ果てて少し希望が薄くなり精神的に追い込まれていました
2年間何とか両立して家具修理の仕事が増えてきたので
一本に絞りやっていく事が出来るようになりました。
この時出会った有限会社大阪唐木さんが助けてくれていたので
感謝です。今でも付き合いは続いていて多分一生続く縁だと思っています。
和箪笥の事を色々と教えていただき仕事の幅がグンと広がり見えてなかった
世界が見えてきた感じがしました。
これから家具職人を目指す方は尊敬、相談出来る師匠的な
何か間違った方向に向かった時は一喝してもらえる存在が必要だと思います
経験からですが自分が正しいと思ったことも世間では非常識になる事もあります
何でも自分で解決出来れば問題ないですが、そうはいきません
困ったときに必要なのは人と人の繋がりだとおもうんです
出会いを大事にし感謝の気持ちを持って仕事に取り掛かれば
色んな意味で広がっていくと思うし、私自身も続けて行く事が大事で
その過程で出会った人々の助けがあったから、
今こうして家具修理職人としてやっていけてるんだと思います。
出来る事は、何でもチャレンジしていき生まれる可能性の閃きで
仕事の幅は広くなります。
ですが、本来の姿を失ってはいけません。なぜ家具修理職人になったのか?
自問自答しながら成長していきたい。
挫折、悔しさ無しでは成長はあり得ません。その意味でチャレンジ精神が大事で
お客様には全てを伝え誠意ある対応を持って取り組みたいです。
出来ない事を無謀にチャレンジするのではなく、お客さんと共に考え
時には助言を貰い、自分のカテゴリでは主張を躊躇わず取組
喜んで貰えるモノづくり、修理、作り変えをやっていきます。
※現在の守口職業訓練校は廃校になりました。北大阪職業訓練校に合併という形に
なりました。木工科はインテリア木工科になっております。
私が習った時の先生方は変わらず在職しています。(平成27年記)